皆様こんにちは。写真学生兼カメラマンの稲葉です。
この前初めてハーフサイズフイルムのカメラに手を付けたので、ご紹介しようと思います。

Olympus Pen EE2について
私が今回手を出したのは今でいうOMシステム、当時のオリンパスのPen EE2というモデルです。
簡単にスペックを紹介すると以下の通りになります。
| 項目 | OLYMPUS PEN EE-2 |
|---|---|
| 発売年 | 1968年 |
| フィルム | 35mmフィルム(ハーフサイズ) |
| 撮影枚数 | 36枚撮りで約72枚撮影可能 |
| レンズ | D.Zuiko 28mm F3.5 |
| レンズ構成 | 4群3枚 |
| フォーカス | 固定焦点(パンフォーカス) |
| 露出制御 | セレン光電池による自動露出 |
| シャッター速度 | 1/30秒・1/250秒(自動切替) |
| 絞り | F3.5〜F22 |
| 対応ISO | ISO25〜400 |
| ファインダー | ブライトフレームファインダー |
| フラッシュ | ホットシュー搭載 |
| 電池 | 不要(セレン光電池式) |
| 重量 | 約335g |
※本スペック表はキタムラ「SHA SHA」の記事および各種資料を参考に作成しています。仕様は個体や資料によって表記が異なる場合があります。
一眼レフなどとは異なりレンズの交換ができない、いわゆるコンパクトカメラの立ち位置のカメラです。
その分かなりコンパクトで、描写もきれいです。
いまから60年近く前のカメラですが、写ルンですなどと同じく、フォーカスは固定で、何なら電池も不要。勝手に絞りを調節して写真の露出を決めてくれるという大変お手軽に手を出せるカメラです。
普通フイルムカメラと言ったらマニュアル捜査のものが多く、大変そうといったイメージですが、こちらはフイルムの装填さえしてしまえばあとはパシャッとポケットから取り出してすぐに撮影できます。
購入のきっかけ
私の通う日本大学芸術学部の写真学科では全員モノクロフイルムの実技授業を受けます。そこから、個人的にもフイルム撮影に興味が出ていたところ、このハーフサイズフイルムカメラ、というものを知りました。
なんといっても魅力は小さいうえにフイルム代が安い!36枚撮りでカラーフイルム一本2000円越えなんてざらの世の中ですが、なんとハーフサイズだと二倍の数撮れます!!そんなんフイルム代実質二分の一じゃんってわくわくしていたところ神戸のとあるカメラ店でちょうどこの子に出会ってしまい、つい購入してしまいました。
購入価格は2500円でした。安い!!!!!!!!
使い方
先ほども言ったとおり古いフイルムカメラの割にはとても扱いやすいのですが、簡単に使い方をイラストと文章で説明いたします。

AIを画像生成に使用したため、一部実機と異なります。あらかじめご了承ください。本文には使用しておりません。
撮影の際は右上にあるダイヤルを写ルンですなどと同様の具合でシャッターを切るたびに毎回回します。回していくとそれ以上回らない状態になるので、そしたら次のシャッター、切ったらまた回して、、、という具合に撮っていきます。
このカメラの特徴は何といっても赤ベロ。一眼レフと違いファインダーがレンズを通した光じゃないので、レンズキャップを外し忘れて気づかない、なんてこともよくある話ですが、この機能のおかげでそういったミスをせずに撮影することができています。単純に何も映らないぐらいの暗いときでも忠告してくれるので本当に古いカメラとは思えないぐらい撮影しやすく、便利なカメラです。
作例
今回は京都や大阪、奈良の写真をメインに撮影してきました。
冬だったのでアウターの内ポケットに忍ばせていつでも撮影できるようにしていました。ハーフサイズコンパクトカメラだからなせることです。
使用したフイルムはKodakのGold 200。定番のカラーフイルムですね。今回現像は郵送で、業者さんにスキャンまで行っていただきました。
現像、スキャンのやり方等で多少の差は出ると思いますが、あらかじめご了承ください。

まずは心斎橋でパシャリ。
ハーフサイズは普通に構えると縦構図になるのも面白いところです。むしろ現代人はスマホでの撮影になれているので普通の一眼カメラより自然に撮れるかもしれません。
どうですか?意外と写りいいでしょ。現代のデジタルカメラなどに比べても細部のディテールがつぶれず、粒状感がいい感じに表れていて、いわゆる”フイルムらしい”写りです。ハーフサイズだと二分の一で撮る分引き延ばしたときに粒子が強調されるのも大きな特徴です。

趣向を変えて横構図でパシャリ。
何も加工しなくとも光がしっかり光ってる質感がナチュラルに出てくれるのはフイルム、そしてEE2のいいところです。
数十年前の景色のようですが、しっかり現代で撮ってきましたよ(笑)

夜の繁華街を切り取ってパシャリ。
やはり、光の質感が現代のデジタルカメラと大きく異なり、とても面白く、好みです。
光を光としてとらえる、なんとなくそんな感じがします。

先ほどの景色から引いてパシャリ。
頑張ってスキャンしてくれた跡こそありますが、案外夜でも写ってくれるものです。
そして、デジタルだとブレは単純に失敗として見られることもありますが、フイルムはその一期一会という感覚から、そして精細さがデジタルに比べ欠ける分”味”として残る、と言ったら言い訳でしょうか。
使ってみて・まとめ
今回は単写真のみの紹介でしたが、ハーフサイズフイルムは業者によっては一枚ずつやってくれるところもあれば、普通の35mmフイルムのサイズでスキャンして、二枚で一組の形で送ってくれる場所もあります。二枚を組み写真ととらえ、そのストーリー性を楽しめるのもハーフサイズのいいところですので私も今度機会があればチャレンジしてみます。
そして、このホームページのトップページの写真はPC用スマホ用ともにこのカメラで撮影されたものですので、ぜひご覧ください。
これからもPEN EE2はフイルムが高騰する中、手軽に、安く、どこでも持ち運べるカメラとして役立ってくれることでしょう。これからも現像次第写真をあげていけたらと思いますので、ご期待ください。
様々な事情からフイルムになかなか手が出ない皆様、ハーフサイズでお手軽に挑戦してみませんか?













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